じゃあ、また描いてもらいたいです。予約しとかないと。次、いつできるかわかりませんけど(笑)。 矢部 お話を考えるのは大変です。書き続けるのは大変だろうなぁと思いますね。 おぎす そうですね。本屋さんとか行くとすごいなと思います。みんなこんなに書いてるんだと思うと、ほんと、吐き気がします(笑)。 矢部 経験したからわかるんですよ。ところで、おぎすさんのお子さんは、もう読まれたんですか? おぎす えっ、あ、この小説ですか。読んでくれてません。矢部さんの漫画はめっちゃ読んでます(笑)。 矢部 おぎすさんが小説を書くときの「読んでほしい」人は誰だったんですか。 おぎす 一般の人、お客さんですね。たくさんの人に読んでほしいって思いますね。 矢部 僕は『大家さんと僕』のときは、何人か友達とか、もちろん大家さんとか、そのぐらいの人に読んでもらえたらいいなって思ってたけど、あんなにたくさんの人に読んでもらえると思ってなくて、っていうか想像できませんでした。 おぎす 矢部さんは、賢人です。僕、欲深いんで、欲が出ちゃうなあ……。 矢部 読んでもらいたいですよね。でも読んでもらうのは、やっぱり恥ずかしいです 。 普段の仕事よりも「自分」が出てると思うんです。恥ずかしくないですか? 読んでほしいと言いながらも。 おぎす 恥ずかしいです。全部見られてるみたいな。しかもこの小説では主人公を放送作家にしちゃったもんだから、どこまでが本当で、どこまでが嘘か、わかりづらくて。 矢部 しかもリアルじゃないですか、登場人物が全員。あの芸術家の人とか! おぎす モデルがいるんです。芸術家になるって言って芸人を辞めた友達。何一つ芸術は作ってないですけど……、あ、いや、なんか粘土みたいなやつ作ってたから、途中まではホントですね。やりとりとかは空想ですけど。ほかも、いろいろモデルにした人はいますね。 矢部 着眼点っていうかが、新しいですよね。読んでほしいとか、認めてほしいとか、絶対誰にでもあるじゃないですか。でも、 この承認欲求だけで一冊丸ごと書くってすごいですよ。おぎすさんの小説、おかしいし、笑いもあるけど、切なくて。心に残るものがありました。 おぎす ええと、ほめられ慣れてないんで……すんません(笑)。ありがとうございます! 対談を終えて ―― おぎすシグレのつぶやき 今、僕は完全に浮かれています。矢部さんの漫画、家族全員が大好きです。この対談が終わってから子供たちにサインもいただいて、家に帰ったら、久々にヒーロー扱いしてもらえました。子供も大人も楽しくなる作品ってすごいです。あんなに小さな、八個の四角の重なりだけで、世界を作り出し、空気を変え、心を動かしてくれる。心から憧れている天才です。 その矢部さんにデビュー小説の装画を描いていただけたなんて、ありえないことだと思うんです。しかも、対談までさせてもらい、作家論みたいな話までしてしまった。夢かもしれません。僕の小説は「読んでほしい」と言い続ける物語ですが、その「読んでほしい」が、憧れの人に届いてしまいました。この本は、願いが叶う小説、縁起のいい小説だという噂が広まっていけばいいなと思います!
久留米市には23回訪れています。 それぞれの詳細記事では、久留米で訪れたお店や場所を記載しています。 華丸・大吉のなんしようと?
先日、当直売店『にぎやかな春』に、博多華丸大吉、ダイアンのお二組が来店されました!! テレビ西日本で放送中の 華丸・大吉のなんしようと? (TNC 19:00~19:57) ふらっとお店にお立ち寄りいただき、当店自慢の飲食物を堪能いただきました。 弊社専務が対応させていただきましたが、お二組とも偉ぶられる事もなく、大変楽しいロケになったようです。 その様子が、 で放送予定です! 是非ご卵ください!